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岡本 和馬君 応用物理学会秋季学術講演会 講演奨励賞 受賞

2015年9月13日から16日に名古屋国際会議場で開催された、第76回応用物理学会秋季学術講演会において、岡本和馬君(大学院1年生)が講演奨励賞を受賞しました。この賞は、応用物理学の視点から極めて価値のある一般講演論文を発表した若手研究者に贈られる賞です。

学会名
Society
第76回 応用物理学会秋季学術講演会
The 76th Japan Society of Applied Physics Autumn Meeting, 2015.
研究テーマ
Theme
高Q値フォトニック結晶共振器によるテラヘルツ波センシングの高感度化に関する検討
Highly Sensitive Terahertz Sensing using High-Q Photonic Crystal Cavity

テラヘルツセンシングの感度向上手法の一つとして、共振器を用いた手法が期待されている。この手法では、Q値を高くすることで検出感度が向上することが知られている。しかし、これまでにテラヘルツセンシング応用が報告されている共振器では、テラヘルツ帯での吸収損失の大きな金属を用いているため、Q値が制限されてしまう。一方、誘電体フォトニック結晶では、高Q値を有する共振器が作製可能である。本研究は、テラヘルツセンシングの感度向上を目指し、高Q値フォトニック結晶共振器のセンシング応用に関する基礎検討を行ったものである。

高抵抗シリコンを用いて作製したフォトニック結晶共振器の透過スペクトルを測定したところ、Q値10,600(従来の金属共振器の100倍以上)を得た。また、この共振器を利用して誘電体薄膜のセンシングを行った結果、波長の約200分の1の厚さ(5 μm)の薄膜の明瞭な検出に成功した。さらに、従来報告されている他の共振器と感度の比較を行ったところ、フォトニック結晶が過去最高の感度を有することが示された。この成果は、フォトニック結晶がテラヘルツセンシングの感度向上に有用であることを示すものである。

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