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西井啓起君 APMC2013 "BEST STUDENT PAPER AWARD" 受賞
2013年11月5日から8日に韓国で開催されたAsia-Pacific Microwave Photonics Conference (APMP)において、西井啓起君(大学院1回生)がBEST STUDENT PAPER AWARDを受賞しました。この賞は、学生によるプレゼンコンテストにおいて優秀な人に贈られる賞です。
学会名 | 2013 Asia-Pacific Microwave Conference |
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研究テーマ | Terahertz Tomographic Imaging with Sub-millimeter Depth Resolution (2013/11/6) |
概要 | 連続波を用いたテラヘルツ3次元イメージングの高分解能化 |
電波と光の中間領域であるテラヘルツ波を用いたイメージング技術は非破壊非接触の内部検査が可能であり様々な分野に応用が期待されている。本研究室では独自のテラヘルツ波発生技術を用いたOptical Coherence Tomographyの研究に取り組んでおり、小型で安価な3次元イメージングシステムの実現に成功している。本研究はシステムの応用可能な分野をより広げるためシステムの高分解能化を目的とした。

アプローチとして従来の300GHz帯システムより広帯域なシステムの構築に取り組み、光源であるUni-Traveling-Carrier Photodiodeを広帯域に対応した物に変更した。

また、他のコンポーネントの最適化することにより600GHz帯イメージングシステムの実現に成功した。

その結果、目標であるサブミリオーダーの奥行き分解能の達成を確認し、ペットボトルの厚み測定やICカードの非接触内部検査など産業への応用の可能性を示した。

